1957-04-24 第26回国会 衆議院 商工委員会 第31号
わが国の中小企業は、業種の多様性と従業員の多数とで世界にも例を見ないのでありますが、なかんずく大企業からのしわ寄せと内部における過当競争との板ばさみにあって、慢性的栄養失調症状を呈しつつあることは周知の通りであります。しかもわが国民経済上占める役割の重大なることもここに多言を要しないのであります。
わが国の中小企業は、業種の多様性と従業員の多数とで世界にも例を見ないのでありますが、なかんずく大企業からのしわ寄せと内部における過当競争との板ばさみにあって、慢性的栄養失調症状を呈しつつあることは周知の通りであります。しかもわが国民経済上占める役割の重大なることもここに多言を要しないのであります。
十九年、二十年ぐらいからカリは殆んど無肥料状態に入つておる、そうすると二十一年頃から完全に栄養失調症状が出て來まして、そういう病氣が出る筈なんです。ですから私は病氣が傳染して來たのじやなくて、湧いて來るのだと思うのです。バイラス病とか輪腐病の問題だけじやなくて、稻も毎年同じような病氣が発生しておる、殆んど誰に聞いてもです、分らんのですよ、麦でも今年は病氣が出しております、昨年も出ております。
次に栄養の問題でありまするが、保健所におきまする栄養の問題は、殊に保健所というものは農村に多くございまするが、農村における栄養は非常に跛行的でありまして、蛋白質が非常に少なく、カロリーが非常に多いにも拘わらず、栄養失調症状を見せるというような点におきまして、栄養指導の必要を痛感いたしております。從いましてこれらに対しましては栄養士を配置いたしまして、強力に栄養行政を進めて行きたいのです。